colorful days


by palette12

皆様へ

更新を停止しているにもかかわらず、このブログをご訪問くださってありがとうございます。ずいぶん以前の文章ではありますが、こうして見て下さる皆様に感謝しています。

現在はホームページ「Colorful Days」を更新中。さらに、新たなブログを開始しました。

ホームページのアドレスは
http://web.mac.com/palette24/

そこからリンクしていますが、念のため新しいブログは
http://blog.so-net.ne.jp/colorfuldays-diary/

どうぞ、そちらをご覧いただけますようお願いいたします。
ブログは、コメント、トラックバック、大歓迎です!
ぜひ覗いてみて下さいね!
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# by palette12 | 2008-02-17 23:08 | 生きる
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ルーブル美術館。
果てしなく大きくて、展示物も多くて、名作もたくさんあり、何度でも足を運んで見て回りたいような場所。であるのに、たった一度、せいぜい4時間くらいしかいられなかった私が書いても良いんだろうか?ちょっと気が引けてしまします。

でも、初心者の「珍道中」くらいな感じで読んで頂けたらいいかなと思って、「美術館で昼食を」の3回目にします。「珍道中」というか、まず、私と友人、印象派のゆかりの地をこの目で見たい、という動機で出かけた今回のフランス旅行。何と、ルーブルは見学予定に入っていなかったのです。「不届き者」と言われそうですよね。

ところが、水曜日の夕方、食事をしようかということで歩き始めたら、ルーブルのピラミッドの前の行列が大変に短い!あら、あれならすぐに入れるんじゃない?という感じで列についたのでした。ルーブルも食事のできる場所が充実しているに違いないし、夕食はルーブルで、というのは最高ですよね。

ピラミッドの前の行列は、手荷物検査の行列なんです。ここをクリアすると、更に地下のチケット売り場でチケットを買うのに並びます。でも、週に一度、水曜日は夜の9時半まで美術館が開いている日。この時間だと人が少なくて、すべてがさらさらと流れて快適です。私たちは、とりあえずモナリザを目指すことにしました。これ、初心者の常道?

モナリザ。すいているので、右から、左から、正面から、なんども位置を変えて眺めました。どこからみても、彼女は私を見つめている。不思議です。神経質そうな警備の男性が、脇について、しっかり彼女をガードしていました。

ミロのヴィーナス。珍しい後ろ姿にすっかり魅了されました。美しい背中、美しいカーブ、美しいお尻。(当ブログ、6月12日の記事に写真がございます。ぜひご覧ください。)

ダヴィンチの「岩窟の聖母」は、「ダヴィンチコード」で話題になりましたが、言われてみれば確かに大変不気味。

友人がコローが好きでそこを目指していたら、ルノワールやモネのエリアもみつけ、重厚な作品群の中に野の花をみつけたような気持ちになりました。

さて、夕食は、残念なことに目指したカフェが閉店していたので、地下のオープンカフェでとることに。これはねー、何と言いますか、とにかく写真をご覧ください。
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サンドイッチ1品、飲み物1品、デザート1品を選ぶセットなのですが、サンドイッチはパック入。飲み物はコーヒー紅茶は無し、で、オレンジジュース。小さくルビのようにふってあった英語に気づかずに、適当に指さしたデザートは、「ドーナツ」だった。というわけで、なんだかちょっと物足りない夕食になってしまいました。

ね、「珍道中」でしょ。
さらに、私は、ルーブルの出口で、見事に転んだのです。わずかな段差でバランスをくずして。友人は、私が貧血をおこしたのではないかと思ったそうです。でも、そんなロマンチックなものではなくて、とにかく転んで、別にどこも怪我をしたわけでもないのにしばらく起きあがれませんでした。ショック、ということ?パリの石畳の感触が、左の頬にまだ残っているような気がします。私は、大好きになってしまったパリに、ほおずりまでしたというわけなんです。

そばにいた英国紳士風のハンサムなおじさまが助け起こしてくれて、いろいろ声をかけてくれました。このときばかりは、何故かヒアリング能力が抜群に良くなっていて、何を言われているか全部わかって、適切にお礼を言えたのが本当に不思議。(頭は打っていないのですが)

以上が、ルーブル美術館のちょっぴり苦い思い出です。長くてごめんなさい。
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# by palette12 | 2007-06-21 19:26 | 絵・美術館
「デザート・タイム」では、お昼休み、食事の後の約30分の大学内散歩で見つけた、「食べられるもの」をご紹介しようと思います。前回は「桑の実」でした。その後、短期間でしたが、「グミ」(お菓子のグミキャンデーではありません。植物のグミです。)も発見。おいしくいただきました。

今回はこれ。

まず、山桃。
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多分食べられそう。でも、何かわからない。
というわけで、とりあえず2,3個つみ取って、職場の人に聞いて回りました。「それ、高級な日本料理にでてきたことがあるわ」という優雅な発言で、あ、コケモモかな、と。検索してみたら「山桃」でした。

食べてみたら、非常に酸っぱい!

ジャムにして食べることが多いそうですが、そのままでも食べられるとありました。多分、真っ赤でもまだ酸っぱい、という、桑の実と似たところがあるのでしょう。もっと黒くなった頃、また食べにいってみよう。

これは、ミント(?)
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雑草に混じってたくさん生えていて、摘んでみるとアイスクリームに添えてある、あの葉っぱの香り。でも、葉っぱの形は、私の知っているミントとはちょっと違っていて、細かい毛がたくさん生えているのです。これが何であるのか、ちゃんとわかるまで、口に入れるのはやめにしました。

私、縄文人だったら優秀かも。野山を歩いて食べ物を採集する生活は、どうも性に合っているような気がします。(実際あるいているのは、安全な大学内ですが。)私の友人は家庭菜園で上手にお芋や野菜を育てていますが、多分彼女は農耕民族の弥生人。そして私は、きっと狩猟採集の縄文人なのね。

楽しいお昼のデザートタイム。たくさん歩き回っておいしいものを探そうと思います。
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# by palette12 | 2007-06-20 07:42 | 食べる

二人の空間

「3mの思いやり」「つかず、離れず、大人のリビング」というコマーシャルを見たんです。子どもが独立して夫婦二人で暮らす、中高年向け住宅の提案です。
へー、3m。
3mって、六畳の部屋の長い方の一辺の端と端に居るくらいの距離です。

私の母などは、父が定年退職して家に居るようになってから、外出していても父のお昼ご飯が気になって仕方ないのです。父は病気でも何でもありません。誰も責めたりしないのに、自分が「夫の食事をおろそかにする妻」であることに耐えられないのです。そのくせ、母本人も、晴れ晴れと外出できないのを気詰まりに感じている。そんな、自分で自分を縛っているような母が、父と3m離れることに、何の意味が?

そんなことを考えていたら、「新日曜美術館」は建築家ル・コルビジェの特集でした。あの、上野の国立西洋美術館をデザインした、ね。

彼が晩年に住んだ南仏の海辺の家、というのを見たら、驚きでした。広さは約八畳。生活に本当に必要なだけの、シンプルな家具が置かれています。家、家具、その色遣いや形はシンプルでとても素敵なのですが、とにかく八畳というのが信じがたい気がします。その八畳の空間に、一人ではなく、妻と二人で住んでいたというのです。大きな建造物を次々と設計したル・コルビジェが、晩年の自分の住まいとして造ったのは、こんなに小さな家。

ル・コルビジェは妻に先立たれたあともその小さな家に住み、海辺で亡くなります。年をとってなお、夫婦で寄り添っていたいという気持ちがなかったら、決してあの家には住めない。私などは、うらやましいを通り越して、むしろ壮絶な感じがしてしまうのですが・・・。

中高年の夫婦。その夫婦の住まい。
ぴったり寄り添うのも良し、離れるならそれはそれで良し。つかず離れずがいいなら、それも良いのかもしれません。とにかくどんな形で暮らすにしても、自分で選んで、自分が幸せだと思うような形で暮らしたい。「世間ではそれが普通だから」というような理由では、決して決めたくないと思います。
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# by palette12 | 2007-06-19 09:16 | 生活
やはり、一人の男性をはさんで、母親と娘が過去と現在の恋人というのは普通の状況ではない。デリケートで、下手をすれば娘の結婚生活どころか、母娘の関係まで深刻になりかねないということを、大竹しのぶのあの母親は少しも予想しなかったのかしら?そこが一番不思議。

あの、ドラマが始まったばかりのころの軽い振る舞いは、いったい何だったの?本気で昔の恋人をからかって、面白がっていた。バレたら困る、という共通の秘密をもてあそんで、楽しんでいるように見えた。(ホント、いらいらさせられたものですよ・・・)

夫の浮気だの、家庭の中で「女としての自分」が失われていくことへのストレスだのは、共感しないでもないけれど、後からつけた理由のような感じがしてしまう。昔の彼に、自分の存在をアピールするために、あれこれ困らせていたんじゃないだろうか?結局、自分の満足を第一にして、娘の家庭をかきまわしただけなんじゃないの?今になって、真剣に謝罪したり、説明したりするならば、なぜ、最初からその配慮ができなかったのか?

ま、いいか。
どのみち、来週は最終回。多分みんながおさまるところにおさまって、最後はワインで乾杯、ということになるんじゃないかしら。

今回も織田裕二は、はあはあいいながら走っていました。犬型の男です。あちこち鼻先を突っ込んで、問題にかかわって、その人たちが少しでも幸せになれば自分も満足。青島くん(踊る大捜査線)のイメージも手伝って、なんだか「犬のおまわりさん」という感じですね。

そして上野樹里。当初の予想に反して、素直な彼女にはたくさん共感しました。けなげな感じも良かったと思います。

さて、10回見続けたドラマ。最終回をお楽しみにして、そろそろ来期の心配をしなくては。7月から始まる夏の3ヶ月、何を見ようか、という「重要な」心配です。今の私の生活パターンだと、まともにドラマを見られるのは、せいぜい週に1本。きびしいです。厳選しなくては。(とか言って、また日曜9時のTBSに落ち着くのかも。この時間が一番見やすいのです。)
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# by palette12 | 2007-06-18 08:45 | テレビ
昨夜は友人とワインを飲んで、おしゃべりをしました。
少し郊外にあるイタリアンレストランなのですが、友人の娘さんが車で送り迎えをしてくれるので、ワインも飲めるから、と誘われて、大喜びで出かけて行ったのです。

友人は、以前ここでもご紹介したことのある、ご主人のお母さんの介護をしている女性です。彼女の娘さんが幼稚園生の頃からのおつきあいですので、その娘さんが免許をとって私を乗せてくれるなんて、うれしくなってしまいますよね。

気持ちよくご飯を食べて、ワインを飲んで。昨夜は酒気帯びでブログを更新しましたが、そのタイトル、「こんなの、見つけた!」が、今朝見てみると大変気に入ったので、(2)も書いちゃいます。

今回は、二つ。
まず、これです。ルーアンの旧市街、小さなお店のドア。
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何かに似ています。

「アーモンド・チョコレート」
だって、このお店は、チョコレート屋さんなんだもん。

そして、これ。ホテルの室内の、あるスイッチなんですけれど。
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白くて、清潔そうで、大小二つのスイッチが併設・・・。

正解は、トイレの水洗ボタン、でした。

こんなの見つけた時、何だかすごくうれしい。
「楽しいおまけ」のような気がします。
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# by palette12 | 2007-06-17 11:24 | こんなの、見つけた

こんなの、見つけた!

本日は、大変興味深いシンポジウムを聴いた後友人と会い、ワインを飲みました。それで、現在酒気帯びです。シンポジウムも、友人との会話も、大変面白いものがありましたので、ここにご紹介したいとおもいますけれど、酒気帯びのためご遠慮させていただきます。

で、まともな文章が書ける自信がありませんので、写真をご覧いただきます。これです。これは、何でしょう?手術の道具ではありませんよ。念のため。
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これを食べるための道具です。
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エスカルゴ。パリで、初めて食べました。

ナマコを食べたこともない私が、エスカルゴ、よく食べたものだと思いますよ。カタツムリだものね。蛇、毛虫、芋虫、ウミヘビ、は、生涯決して口にすることはないだろうと思っていますが、おなじ「這うもの」、カタツムリは食べてしまいました。美味でした。

この手術の道具のようなもので、エスカルゴのからをしっかりつかみ、細い二股のフォークで中身を引きずり出して食べました。バターと香辛料の味が美味しくて、パンをちぎって、お皿を拭うようにして、ソースまできれいに食べてしまいました。カタツムリなのに・・・。

とにかく、はじめてカタツムリを食べた、ということだけ、ご報告しておきます。
酒気帯びですので。
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# by palette12 | 2007-06-16 23:20 | こんなの、見つけた

素敵な女性

旅から帰って、今はすっかり落ち着いて日常生活に戻りました。
もっとさりげなく、「日常」の一部として旅を楽しみたいと思ったけれど、楽しい「非日常」があるからこそ生活にめりはりがつく、という一面もあるのだし、どちらがいいとも言えなくなりました。ただ今は「また旅がしたい」ということだけ。

昨日は雨の音を聞きながら、パリでお会いした素敵な女性のことを思い出していました。少人数でバルビゾン村へ出かけた時のガイドの日本人女性です。若い頃パリに勉強に来て以来35年、この街に住み着いてしまったということです。「65歳よ」と、なんのためらいもなく言いました。

白い髪を肩のところで切りそろえ、カチューシャで無造作に後ろになでつけています。やせ形。特に美人ではありません。シンプルなパンツに青い花模様のブラウスをはおり、手首に何本かブレスレットを巻いています。以下は、説明の時になぜか心にひびいた言葉の数々。

「この辺がサンジェルマン・デ・プレ。サルトルとボーヴォワールが住んだ街ね。」
「この人がアンリ2世よ。こういう男性は、お好き?」
「当時は政略結婚だから、正妻を愛してはいけなかったのよ。それで、必ず愛人を持ったのね。」
「あれがヒロヒトが鯉に餌をやった池ね。有名よ。」(ヒロヒトは昭和天皇のことでした。)
「パリが解放された時、この通りはたくさんの市民で埋まって、それはお祭りのようだったのよ。」(第二次世界大戦でパリが解放された日に、彼女がその場にいたはずはないのに、群衆の中で人々と喜びあう彼女の姿が見えるような気がしてしまいました。)

こんな話し方をするガイドは初めてでした。年上の従姉かなにかに、親しく街を案内してもらっているような感じ。きっぱりとしていて、でもどこか女らしくて、とにかく彼女の話をずーっと聞いていたいような心地よさ。(彼女の肉声をお伝えできないのが残念です。)

かっこいいな、と思いました。
どうしたら彼女のような雰囲気のある女性になれるのだろうと、真剣に考えてしまったほどです。

日本を離れてパリに住んだ35年の歳月が、彼女をこんなに素敵にしたのでしょうか?それとも、日本にいたとしても彼女はこんなふうな女性なのでしょうか。それはわかりませんけれど、何かドラマのある、中身の濃い人生を歩んで来た女性なんだろうと思わせるところがあって、想像をめぐらせてしまいました。彼女もまた「パリの異邦人」として、この街に魅せられていたんだろうか。どんな人を愛し、どういう人生を歩んで来たんだろう。

目の前の彼女は確かに髪の白い、しみやしわもある65歳の女性。
その人の第一印象は容貌で決まる、というのなら、彼女の第一印象はそれほど素晴らしいものではない。でも、彼女のように、残り香のような印象を人に刻み付けられる女性はなかなかいないように思えるのです。

いつかまたお会いできたらいいなと、心から思います。
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# by palette12 | 2007-06-15 08:19 | 女性
旅行だのなんだので見られなかった2回分、録画しておいてやっと見ました。なかなか良い展開になっていますね。大竹しのぶにいらいらすることもなくなったし、「嘘のうわぬりばかり」と思っていた織田裕二と上野樹里の間の「元カノ」の疑惑も、次回あたりで解決しそう。

というわけで、今回はドラマのストーリーにけちをつけるのをやめて、俳優織田裕二について。

織田裕二、あまり知りませんでした。「卒業旅行」という映画をみたことがあるけれど、特に何とも。「東京ラブストーリー」も見てなかったし。「踊る大捜査線」で、あら、いいじゃない、と思ったくらい。あの、犬のような顔をして犬のように走り回る、元気な「青島クン」は大好きでした。包容力というか、面倒見がよくて、つまらないもめごとにも嫌がらずにかかわるような。

ところがね、そのあと「ロケットボーイ」というドラマがありました。あれをみて、「ばっかじゃないの」と思ってしまったのよね。彼、織田裕二のキャラクターは、いつもおたおたと何かに振り回されている。長袖のTシャツの袖があまって、そのなかに手をひっこめて、ぱたぱたとさせながら、夢ばかり語っている。夢を語る男は嫌いじゃないけれど、30過ぎて、この態度はないんじゃない?と。だいたいタイトルからして、「ボーイ」とは何事。

何かがふりかかってきて、彼がその出来事に振り回される様は、「踊る大捜査線」ではすごく良い方に作用していたのだけれど、「ロケットボーイ」では「馬鹿みたい」に見えてしまう。そういう意味で、今回の「冗談じゃない!」は、「踊る大捜査線」ほどではないけれど、まあ馬鹿には見えない。こんなに家族に振り回されるのはどうかと思うくらい、振り回されているけれど、「人が良いなー」とか「こういうのも、大事かもね」と思えるから。

ホントに、ここまで家族(妻の一族)の問題にかかわってくれる夫って、なかなかいないんじゃないかしら。私がここまで夫の一族に振り回されたら、うんざりして縁を切りたくなると思うけれど。

なんだか変な本音まで語ってしまいましたが、「冗談じゃない!」もあと数回。せっかくここまで見たんだから、最終回まで楽しく見続けたいと思います。
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# by palette12 | 2007-06-14 17:49 | テレビ

夏椿

6月は私の誕生月。そのせいか、雨も、雨の中で咲く花もみな好きなのですが、本当のところ、憂鬱な季節に生まれたものだと思います。肌寒かったり、蒸し暑かったり、こんな季節に臨月になり私を産んだのですから、母も大変だったことでしょう。

6月というとだいたい紫陽花を連想しますが、もうひとつ、いつもちょうど私の誕生日のあたりに咲き始めるのが夏椿です。花の色は白。花のかたちは確かに椿の花のようですが、それよりさらに花びらが薄く、はかない感じ。私の家では玄関の横にシンボルツリーのようにして植えてあるのですが、見たとおりのはかない花で、毎朝出勤時に足元を見ると四つ、五つと、花が落ちています。それが花の間中ずっと続くのです。

夏椿、またの名を沙羅(しゃら)の木。盛者必衰をあらわす沙羅双樹の沙羅から来ている名前らしく、昔は縁起が悪いとして、あまり庭に植えられなかったと聞いています。でも、木のかたちと、花の美しさで、この頃は人気のある庭木らしいですよ。

今朝はカッコウの声をききました。
私の家の周辺では、うぐいすもかっこうも、お気に入りの木があるらしく、毎年鳴き声をきくことができます。わが家の庭にも来ないかといつも心待ちにしています。旅の準備から、帰って一段落するまでの期間、軽い興奮状態がずっとつづいていたようで、今朝のカッコウを聞いて、やっといつもの普通の生活に戻ったような気がしました。

多分旅は、いままでの私にとっては「非日常」だったのですね。でも、散歩や美術館や、美術館でのランチが、日常になくてはならないものとなっていったように、いつか旅も「非日常」ではなく、日常の生活を豊かにするためのアイテムの一つにできたらいいなと思います。

夏椿の花が咲いて、私は一つ年をとって。
でも、年をとることが少しも嫌でない。それは、これからも日常生活を豊かにしてくれるアイテムをひとつひとつ見つけて、増やしていく楽しみがあるからかもしれません。
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# by palette12 | 2007-06-12 17:56 | 生きる